ままま勝川で育つ場所

 ちょっと時間が空いてしまいましたが、ひさしぶりにままま勝川の植栽管理のご報告。7月8月9月10月と暑さと植物の生長する夏場はひと月毎、秋からは12月、3月と少し様子を見ながら管理を進めます。

2020年12月

 白ナンテンが白い実をつけていました。

 常緑のロータス・ブリムストーンは成長が早くて大きく育ち、乾燥にもよく耐えるのですが、枝が枯れこんできました。宿根草だからといってずっと元気でいるわけではありません。常緑のものがなくなるとき、それは別のものを植え付けるチャンスなのです。枯枝を元まで切り戻してぽっかり空いたスペースに春苗を植えました。

 時々庭の表情が変わるのもいいものです。

2021年3月

 3月で、植え付けてから2年。概ね順調に植物が成長してくれているようです。中庭はほぼ日陰なこと、雨が当たらない部分があること、道路側は花を植えても大丈夫なこと、そのような場所に合う植物を探しながら、2年間管理をしてきました。一本立ちの状態で植え付けた、ユーホルビア・カラキアス・ウルフェニーは5本立ちにまで成長してくれました。

2021年5月

 前回3月の管理から2カ月ぶり、4、5月は常緑の植物が大きく育つ時期なので整えるのには手がかかります。まる1日かかっても終わりませんでした

 ロータス・ブリムストーン、ローズマリー、シロタエギク、オカメヅタ、ビンカ・ミノール、ウエストリンギア、ルブス・サンシャインスプレンダー、ワイヤープランツ、アベリアたちは切り戻し。

 レプトスペルマム・カッパーグロウ、ナンテンは剪定。

 カンパニュラ、フェンネル、レプトスペルマム・カッパーグロウには支柱を立て、パンジー、チェイランサス、アグロステンマは抜取り。まままサイン足元のビンカミノール整理、黄金セキショウの移植などなど、春は書ききれないほどの作業がまっています。植物たちが元気に育ってもらえるよう頑張り処でもあります。

 また、春は植え付けの時期でもあります。

 以下は今年5月に植え込みした苗たちです。

 アジサイ・アナベル、斑入りカリヤス、サルビア・オフィシナリス パープル、ペルシカリア・ゴールデンアロー、斑入りシャガ、リシマキア・ゴールデンクラッカー、テランセラ・バリホワイト、アルテルナンテラ・ピンクスプラッシュ。

 作業の合間に、12月に植え付けたカンパニュラの開花や、こぼれ種から芽吹いたオルラヤなどを発見し、心にほっと一息つく瞬間が訪れます。

 アオダモの下の黄金セキショウの3度目の移植。道路側でなく、建物奥側にしてみました。

最後に、今回管理した後のお写真を何枚か。

今回の生きものシリーズ

 困りものコガネムシの幼虫。子供たちは小さなカブトムシの幼虫と見間違えることもありますが、植物の根を食べてしまう、害虫です。

Written by 山田・笹治(ピスターシュ ガーデン)