簡単取組み事例
SDGsやCSR、ESG、エシカル消費などの言葉が、マスコミや雑誌、インターネットで飛び交っています。何となく同じような文字の羅列で、違いが分かりにくいなと思います。
しかも、その取組みは何をすればいいのか?何から始めないといけないのか?になると、さらに難しくなってくると思います。
SDGsやCSR、ESG、エシカル消費の言葉の意味とそれぞれの関係性について、整理し、取り組み易い事例を紹介します。
SDGsを目標にしながら、企業のESGを向上しよう
2030年の世界の目標であるSDGs。SDGsに貢献できる企業のESGを向上する試みの事例を紹介します。事例は当社で設計などに関わったものです。参考になればと思います。
取り組み例1 市民に開かれた企業緑地
まず、最初の事例は、企業が整備及び維持管理し、市民が利用できる、都市公園のような企業緑地です。
SDGsの持続可能な開発目標3、11、13、15に貢献しています。
ここでは、芝生の広がる広場を中心に地域の子どもたちが自然とふれあえるビオトープと、地域の生物多様性を保全するホタル水路があります。
ユニバーサルデザインを施した環境の中で、地域のコミュニティー、生き物とのふれあい、生物多様性が育まれています。
さらに、雨水貯留機能も有し、流域の流出抑制機能も果たすとともに、地域の微気候の緩和、つまり、都市の温暖化防止にも貢献しています。
取り組み例2 まちと職場に潤いを提供する企業緑地
SDGsの持続可能な開発目標3、11、13、15に貢献しています。
ここでは、花とカラーリーフの「みどり」が、道行く人々の目を楽しませてくれます。屋上には緑の屋根と職場に潤いを提供するリラックススペースがあります。
花々には、吸蜜する蝶などの昆虫類が集まります。地域の生物多様性が育まれています。
屋上は心身ともに健康な職場環境の創出に効果があります。この屋上緑化は、地域の微気候の緩和、つまり、都市の温暖化防止にも貢献しています。
取り組み例3 緑の快適な休憩・散策となるスポットとなるまちづくり緑地
愛知県内の駅前に建つビルの外構に、芝生広場とカラーリーフの植栽、休憩スペースなどを設け、道行く人々の休憩スポットとなっています。
SDGsの持続可能な開発目標3、11、13、15に貢献しています。
実はこの緑地、ビルの内部に設けた回廊空間とつながり、回遊することができます。
元々舗装の広場でしたが、緑地とすることで都市の生物多様性、雨水流出抑制、都市の微気候の緩和にも貢献しています。時には、インドアの回廊と広場でマルシェなども開催され、地域の人々に楽しみを提供しています。
カラーリーフと一緒に植栽した花々には、吸蜜する蝶などの昆虫類が集まってきます。身近な生き物とのふれあいが、駅前で可能となります。
建物の外構や屋上に緑地を
これらの事例のように、建築の外構や屋上に緑地を整備することで、SDGsに貢献できます。
ひとつひとつの緑地は小さくても、多くの企業や人々が取り組むことで、面的な広がりを持ち、地球環境や地域にとって、効果が増していきます。
小さな一歩、踏み出してみませんか?
TONZAKOデザインは下記のような時にお声がけをいただいています。お気軽にお問い合わせください。
- 自社独自のカーボンニュートラルやSDGsへの取り組みをしたい
- 場所選びや周辺のコミュニティとの関係性づくりも相談したい
- マルシェができるような庭がある施設が作りたいので運営のことまで相談したい
- 頭の中にある企画を図面やイメージパース、動画にまとめたい
- 自治体や行政、各種コンペに挑む協業パートナーを探している
弊社は企画から建築設計、ランドスケープデザイン、開発許可、運営補助等の実績のある、珍しいクリエイター集団です。